不動明王 【酉年生まれの守護仏】
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| 不動明王 | ||
| カーン | ||
| 干支: | 酉年 | |
| 読み: | ふどうみょうおう | |
| 梵名: | アチャラナータ | |
| 真言: | ||
| ノウマクサンマンダ バサラダンセン マカロシャナ ソウタヤウン タラタ カンマン | ||
梵名のアチャラナータは、サンスクリット語で「不動の守護者」を意味し、これを漢訳したものが不動明王という名です。別名を大日大聖不動明王(だいにちだいしょうふどうみょうおう)とも、無動明王ともいわれ、不動尊の名称で広く信仰の対象になっています。明王とは、密教独特の仏であり、密教世界の中心仏である大日如来の命を受け、衆生を救済する仏を指します。中でも不動明王は、大日如来の化身、または大日如来の固い決意を表現したものであるといわれています。 この不動明王と、「降三世明王(ごうさんぜみょうおう)」、「軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)」、「大威徳明王(だいいとくみょうおう)」、「金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)」が、「五大明王(五大尊)」として知られていますが、そのいずれもが、忿怒相(ふんぬそう)と呼ばれる怒りの表情で相手を睨みつけており、如来や菩薩が穏やかな表情で微笑みすら浮かべるのとは対照的な姿で描かれています。 これは、明王が大日如来から与えられた役割が、「すべての衆生を教化し、救済せよ」というものだからです。明王は、仏の教えに従順でない者たちをも教化・救済する役目を担っています。そのような救いがたい衆生を、時には力ずくで屈服させるために、明王は恐ろしげな姿をし、人々に畏怖の念を与えるのです。 不動明王が背負う火焔は、人間の煩悩や欲望、悪業を焼き尽くすものといわれ、炎の力をもって祈祷を行う護摩法要の本尊はこの仏であることが多いようです。 わが国では悪霊退散・除災招福の本尊として知られ、成田山新勝寺やその別院のように、交通安全の祈祷の本尊としても有名です。
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世界文化遺産である南区の東寺には、2体の国宝指定の不動明王像が安置されています。1体は御影堂(国宝)の本尊である不動明王坐像(国宝)で、9世紀ごろに作造された日本最古の不動明王像です。空海の念持仏と伝わっていますが、秘仏であり、公開はされていません。もう1体は、講堂に安置されている羯磨曼荼羅(かつままんだら・曼荼羅を立体的な彫像であらわしたもの)のなかの木造五大明王像(国宝)のうちのひとつです。東寺の羯磨曼荼羅は、大日如来を中心とする金剛界五智如来像、不動明王を中心とする五大明王像、五菩薩像、梵天・帝釈天像、四天王像の計21体で構成されており、うち15体が国宝、5体が重要文化財の指定を受けています。圧倒的なスケールで密教世界を描きだすこの作品群は、空海の教えと平安仏教の姿をそのまま今に伝えています。 右京区嵯峨野の大覚寺は、876年に開山され、1268年に後嵯峨上皇が入寺されて以来、数人の上皇・法皇が住まわれたこともある門跡寺院です。この大覚寺の本尊が、木造五大明王像で、重要文化財に指定されています。境内にある池が大沢池で、時代劇や映画のロケによく登場することでも有名です。嵯峨野にある寺院の例に漏れず、紅葉の美しさでも知られています。 交通安全祈願の祈祷で有名なのは、左京区の狸谷不動院(たぬきだにふどういん)で、車のお祓いを受ければ、交通安全のステッカー、お守りなどを受け取ることができます。 | ||
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